地震のときに気をつけること
家にいるときに地震が起おこったら
上から物が落たり、本棚などの家具が倒れたりする危険があります。 安全な場所で、揺れが止るまで待ちましょう。
料理をしているときやストーブを使っているときは、揺れが止ってから火を消してください。 揺れているときに火を消そうとすると、やけどをする危険があります。
家から逃げるときはブレーカーのスイッチを「切る(off)」にして電気が流れないようにしてください。 大きな地震が起こったときは、 停電することがあります。 ブレーカーのスイッチを「切る(off)」にしていないと、停電が直ったときにストーブなどが自動でついて、火事になることがあります。
外にいるときに地震が起おこったら
ビルの近くにいると、窓ガラスや看板などが落ちてくることがあるため危険です。 かばんなどで頭を守りながら、安全な場所に行きましょう。
狭い道では、ブロックでできた塀や自動販売機など、 倒れやすい物の近くは危険です。 崖や斜面は 地震で崩れる危険があるため、近くにいる場合はすぐに逃ましょう。
運転しているときに大きな地震があったら、車をゆっくり道の 左側に止めて、エンジンを切ります。 車から降りて逃げる場合は、ドアに鍵をかけないで、車に鍵をつけたままにしておきましょう。 救急車などが通るときに邪魔になる場合、すぐに車を動かすためです。
家に帰ることができなくなるかもしれません
大きな地震が起こったら、電車やバスなどが止まることがあります。 このようなときは、 急いで帰ろうとしないで、会社や学校など安全な場所でしばらく待ってください。 大勢の人が一度に帰ろうとすると、道や駅などにとても多くの人が集まって危険です。 テレビやラジオなどで正しい情報を集めて、安全かどうか調べてから帰りましょう。 会社や学校などに水や食め物を置いておくと役に立ちます。
電話などがつながりにくくなります
大きな地震が起こると、一度に大勢の人が電話をかけるため、つながりにくくなります。 そのため大きな災害が起こると、「 災害用伝言ダイヤル」が使えるようになります。 「171」に電話をすると、 伝言を録音したり、聞いたりすることができます。
携帯電話の会社も「災害用伝言板」という名前で 同じようなサービスを行なっています。 地震などの災害が起こったときは、 電話よりメールのほうがつながりやすいと言われています。 ツイッター(Twitter)などのSNSが役に立つ場合もあります。 地震が起こる前に、使い方を調べておきましょう。
地震が起こる前にしておくこと
水や食べ物ものなどを準備しておきましょう
大きな地震が起こると、いつもと同じ生活ができなくなるかもしれません。 電気が止まったり、水道の水やガスが出なくなったりすることがあります。 道が通れなくなって、スーパーなどの店に品物が来なくなることがあります。 このため、料理しなくても食べることができる物などを準備しておきましょう。 水は1日に1人2Lぐらい必要だと言いわれています。
電池などで動ごくラジオや懐中電灯が使えるかどうか、調べておくことも大切です。 家から避難するとき、必要な物をすぐに持って行くことができるように、かばんなどに入れておきましょう。
地震で家が壊れないようにしておきましょう
地震で家が壊れないようにしておくことはとても大切です。 特に、1981年より前に建てられた家は建物の強さが 十分ではないかもしれません。 家を建てるときのルールが今より厳しくなかったためです。 専門家に調べてもらって、必要があったら建物を強くする工事をしてください。 多くの市や町などでは、家を調べたり、工事をしたりするときにかかるお金の一部を出しているため、相談してみましょう。
家の中でけがをしないようにしておきましょう
本棚などの家具や冷蔵庫、テレビなどが、地震で倒れたり 動いたりしないようにしておくことも大切です。 家具が倒れて、 亡くなったりけがをしたりする危険があるからです。 Lの字のような形の金具を使って家具を壁に付けて、家具が動かないようにしましょう。 壁に金具を付けることができない場合は、 家具と天井の間に「突っ張り棒」という 棒を入れるやり方もあります。
テレビや家具の下に置いて動きにくくするマットや、窓ガラスなどに 貼ってガラスが割れても周りに飛ばないようにするフィルムも役に立ちます。 寝る部屋には、大きな家具を置かないようにすることも大切です。 家の中が安全かどうか、もう一度チェックしましょう。
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